(非)日常

社会人でもオタまっしぐら。

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11/20~11/26の読書感想です。

銀盤カレイドスコープ、全巻読破ならず……orz

11/20 煌夜祭(多崎礼/山本ヤマト/C・NOVELS Fantasia)

 第二回C・NOVELS Fantasia大賞受賞作。評判どおり、確かに傑作でした。短編一つ一つは、一番面白かった『王位継承戦争』を持ってしても良作レベルの域を出ないんだけど、一つの長編として見ると話は別。すべての要素を余さず本筋に絡めさせる構成はお見事としかいいようがない。ちょっとでも深く突っ込むとネタばれになってしまうのであまり言えないけど、最初に読んだ時はまさかこんなに熱い物語だとは思っていませんでした。ナイティンゲイルもトーテンコフもその決意が格好よ過ぎる。最後の話とエピローグには思わず涙が……。反則すれすれというか完全に反則としか言えない手を使っているけど、それでもここまで完璧な話は久々に読みました。というか本当に新人の作品ですか? 投稿歴17年と書いてあったけど、それでもこの練達ぶりはすごい。初っ端からこんなすごい話を出して、一体次はどうなるんだろう。楽しみすぎる。

【評価:★★★★☆】


11/21 銀盤カレイドスコープ vol.4 リトル・プログラム Big sister but sister(海原零/鈴平ひろ/集英社スーパーダッシュ文庫)

 マヌケな事情により4巻を先に読了。これは番外編っぽいから大丈夫かなーと思っていたら3巻のネタバレを食らった。欝だし能。それはさておき、面白かったです。今までが天才が天才として戦う話なら、今回は天才に向かっていく凡人(ヨーコはヨーコで才能あるけど)の話。ヨーコ視点で語られる話ってのは新鮮だし、何より悪意のない客観的視点で描写されるタズサがいいです。好き嫌いはともかくとして、タズサは実に魅力的ないキャラクターだと思った。スケートシーンが減退してるのは残念だけど、それを話の面白さでカバーしています。夜中のリンクのシーンも素敵だけど、個人的には最後の来夢とのシーンが一番かな。こういう努力する子の話というのはいいものです。

【評価:★★★★】


11/21 銀盤カレイドスコープ vol.3 ペア・プログラム So shy too-too princess(海原零/鈴平ひろ/集英社スーパーダッシュ文庫)

 んで、こちら。順番が逆だけど気にしない。2巻の綺麗な締めからどう続けたのかと思ったけど、こうきましたか。今回は追い詰められている原因はタズサの自業自得だから共感や同情もあまり出来なかったけど、そこを差し引いてもラストの演技が素敵すぎる。ペアの演技シーンはこれ以降はまず見られないから、なおさら。最後の恋愛に対する結末も納得のいく物だし、終わり良ければすべてよしと言うことで、満足満足。続き以降こけたら……と心配していたけど、高価安定シリーズになっているみたいで良かった。ただ、タズサの自己礼賛は控え目に。やりすぎてギャグになってます。

【評価:★★★★】


11/22 銀盤カレイドスコープ vol.5 ルーキー・プログラム Candy candy all my rules(海原零/鈴平ひろ/集英社スーパーダッシュ文庫)

 あー……決してつまらないわけじゃないんだけど、今までの銀盤に比べると2、3枚落ちますね。キャンディのキャラから見てどのような展開になるかは容易に想像出来るし、さりとてその展開が今までより魅力的というわけでもなく。作者自身狙っているんだろうけど、キャンディに共感も何もないですし。タズサがすごいと改めて分かったことくらいかな、収穫は。うーん、繋ぎの回と見るべきか。

【評価:★★★】


11/23 銀盤カレイドスコープ vol.6 ダブル・プログラム A long, wrong time ago(海原零/鈴平ひろ/集英社スーパーダッシュ文庫)

 前回の微妙さを補って余りある出来。今まで日陰の存在だった至藤の物語がすばらしい。ドミニクはまだしもここに来てなぜ彼女を、と思ったけど、実際読んだらそんなこと絶対に言えないです。タズサ視点ではまず書けなかった挫折まみれの、でも不屈の物語。今まではただの嫌な敵でしかなかったドミニクの掘り下げも良好。しかし、スポ根ものの王道らしく最後には分かり合うオチだと思っていたけど、この分だとずっと仲悪いままっぽいですね。そして後半のスケートシーンはやはり盛り上がる。しかし、リア最強すぎてこれ本当に勝てるのですか? 何にせよ、調子が戻ってきてよかった。

【評価:★★★★】


11/24 銀盤カレイドスコープ vol.7 リリカル・プログラム Be in love with your miracle(海原零/鈴平ひろ/集英社スーパーダッシュ文庫)

 ラストに向けての最高のお膳立て。スパルタコーチを新たに加えることで、今までそこまで重視されていなかったフィジカル面の練習シーンをピックアップしてくれていてうれしい限り。何より今回一番良かったのは、今まで聖女としての一面しか見られなかったガブリーの掘り下げ。聖女の裏の本音と、タズサとはほぼ正反対の位置に居るからこその苦悩。いやあ良すぎる。ここにきて今までただの脇役でしかなかったキャラたちにどんどんスポットが当たっていますね。良いことです。それにしても今回リアがとんでもないことに! 食事もそうですが、何よりベッド! ベッド! 萌えるか萌えないか聞かれたらそりゃ萌えるけど、……こ、濃いなぁ。

【評価:★★★★】


11/25 恋愛DAYS ~ひとつ屋根の下~(野々原綾瀬/南月ゆう/角川ルビー文庫)

 銀盤最終巻が手元にないという事態のため、急遽早く読み終わりそうなのをチョイス。というか先輩からの借り物なのですが……いやぁ……これはちょっと……。ここまで展開が強引極まりない小説は久々に読んだ。キャラの感情が作者の都合のいいように変わっていくのがバレバレで、正直萎えた。当て馬展開はベタだし嫌いだけどまあいいよ、でも20P近く前に書いたことくらい覚えてられないんですか? いくらなんでもあれに触れられないのはおかしい。そんなことでキャラの感情の変化に説得力がまるでないからキャラの行動にも納得できず。燃えと鼎とかそれ以前の状態で読了。人(しかも先輩)から借りたものだから地雷評価はつけないけど、いくらなんでもこれは……。南月ゆうの漫画が読めたのでよかったとします。

【評価:★☆】


11/25 NO.6 ♯1(あさのあつこ/講談社文庫)

 もう一つつなぎに。あさのあつこはMANZAIが地雷だったからどうだろうかと心配していたけど、こっちは文句なく面白かった。文庫(しかも字が結構大きい)で200Pちょっとの分量なのに、話の密度は半端じゃない。坂を下っていくがごとく転がるストーリーはとどまることを知らず、ページをめくる手を止めさせない。どちらかというと心理描写に重きを置いて引き付ける人だと思っていたから、こんなストーリーでぐいぐい引っ張っていく話を書けるとは思わなかった。紫苑の心理も非常に納得のいくものだったし。1巻だけならバッテリーよりも上だわ、これ。紫苑とネズミはまだBLっぽくないですが、きっとこれからどんどん……なことになっていくのでしょう。楽しみ楽しみ。これの2巻が文庫落ちするのとバッテリー6巻が文庫落ちするのと、一体どちらが先かしら。

【評価:★★★★】


11/26 銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム Big time again(海原零/鈴平ひろ/集英社スーパーダッシュ文庫)

 ……え、この後350Pも一体何をやるというの? 読了後、一番最初に出た感想です。内容自体は鉄板、というかむしろいつも以上。タズサが己を見失いかけ、それを克服するショートプログラムは今まで読んだスケートシーンでも一番いい場面でした。まさしく感動的。これも今まで女帝リア像を築き上げたから成せる業。牙を向いた女帝の存在感は圧倒的です。本当に勝てるのかこれ。そしてここにきて他のキャラにもちゃんとスポットを当てる抜かりのなさが功を奏していると思った。だからこそ最後となる演技がよりいっそう楽しめる。ただ、それでも読了後に残ったのは不安、というか心配。確かにサーシャの恋とかもあるけど、それでも350Pって……? だってあとフリー・プログラムしかないんですよ? 一体どんな結末をつけるのか。泣いても笑ってもあと1巻。心配はあれど、期待しています。

【評価:★★★★】
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