(非)日常

社会人でもオタまっしぐら。

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 1/1~1/7の読書感想です。

 今年度最初の感想。


1/1 半分の月がのぼる空 looking up at the half‐moon(橋本紡/山本ケイジ/電撃文庫)

 母がPCやっている最中に少しでも読み勧められたらいいなぁ、と思って読んでみましたら30分強で読了。い、いくらラノベだからって220Pはあるんだからその所要時間は早すぎるよ……新記録達成です。
 ということで今年最初の読書は橋本紡の完全なる現代もの。リバーズ・エンドはとってつけたようなSF設定で話をダメにしていた感じだけど、そんな無駄なファンタジー設定が排除されたこちらは普通に面白かったです。最初はあまりにもゆるゆるなノリに戸惑ったけど、慣れてくるとむしろそこが味に思えます。まあ急いで面白くなる作品でもないですし。ボーイミーツガールとしては二人の『普通さ』加減もノリに合っていてツボです。いいですね、この空気感。ただ、感傷的な文体はいいと思うのですが、途中途中でわざと軽さを演出しなくてもいいような(頭悪そうな擬音とか)そんなところでライトノベルを意識しなくてもいいと思うのですが。
 やたらと人気になりすぎている気はしますが、まあ面白かったです。続きも探します。でもこの先絶対に落とし穴が待っている……きっと絶望が待っているんだ……。

【評価:★★★☆】


1/3 そらのこども(萩原麻里/岩崎美奈子/ヒヨコ舎)

 岩崎絵に惹かれて最初の部分だけさらっと読んだら設定が面白そうだったので借りてみたのですが……学園もの!?
 ということで、実は学園ものだった理系ファンタジー。前述のとおり、児童向けファンタジーに理系(しかも気象系)の知識を持ち込んだ設定は珍しいし、よく練られています。設定に頼りすぎているとは思うけど、それでも魅力的な代物です。なだけに……どうして学園ものなのかなぁ。いや学園ものは嫌いじゃないですが、この設定を一番生かせる舞台が学園だとは、どうしても思えません。あとこれはもう完全に私が悪かったのですが、設定に反してテーマやそれに対するアプローチがいかにも子供向けなのも合わなかったです。ジュヴナイルですし、もう読者層が違うんだといわれればそれまでですが……。神話の再現のあたりとかは面白かっただけに、悲しいです。
 一言で言うと、アンバランスな作品。というかこれはもう完全に私が読む作品ではないのでしょうね。私も年をとったものです。ところで、これって続くのでしょうか? 1巻完結にするには主人公達の問題の解決が中途半端ですし、かといって続けられるようなネタもない気がしますし……。

【評価:★★☆】


1/4 彩雲国物語 黄金の約束(雪乃紗衣/由羅カイリ/角川ビーンズ文庫)

 ……いきなりキャラ物になってどうする。
 彩雲国2巻。前回が実にいい代物だったので期待していただけに、肩透かしを食らった感じです。キャラをもう少し少なくしたほうがいいとか砕けた言葉遣いは合わないとか原因は色々とありますが、最たるものは2巻にして内容は次巻のつなぎでしかない、ということ。半分以上がキャラの掛け合いで埋まっていて、話の密度が薄すぎです。確かに今回の話がないと次への流れが断続的で不自然になりますが、それにしたってもう少し面白くしようがあるでしょう。キャラの掛け合いも、楽しむにはまだ積み重ねが足りないような。キャラ自体は魅力的だと思いますがね。劉輝×秀麗推奨者としては、二人のすれちがいラブっぷりは萌えたのですが、それだけで満足しろ、といわれましても……。
 前回が良かっただけに期待しすぎていたのかもしれません。次からは本腰入れてストーリーに入っていくと思うので、こんなこともなくなるとは思いますが。

【評価:★★☆】


1/5 彩雲国物語 花は紫宮に咲く(雪乃紗衣/由羅カイリ/角川ビーンズ文庫)

 彩雲国3巻。2巻の微妙さはあれっきりだったみたいで、ちゃんと持ち直しました。男社会における女性差別とか妬み嫉みとか展開そのものはベタ極まりないですが、それゆえに盛り上がります。お約束っていいものですね! 裏切られない安心感に満足。秀麗を見る目が好意的になるのはちょっと早すぎたんじゃないか? とは思うけど、ずっとやり続けて展開自体が間延びするよりははるかにマシです。充実した内容にスピーディに転がる話と、まっとうに面白かったです。爺三人衆はこれからも蚊帳の外にいながらかき回し続けるのかしら。
 ということで今手元にある彩雲国は読了。次は古本屋で見かけたら買う、程度かな。面白いんだけど、ね。あとイラストがやたら白いのと劉輝・静蘭・絳攸の見分けがつかないのは話が進んでいくうちに改善されるのかしら。それ以外は文句なしで上手いし合っているし、だから気になってしまう罠。ちゃんとペン入れされてるイラストで白さが気になるって初めてだ……。

【評価:★★★☆】


1/7 龍時 01-02(野沢尚/文春文庫)

 まず誰よりも過去の私に一言。お前はこんな面白い小説も半年も積んでいたのですか? いやぁ過去から今に至るまでの自分が信じられません。こんな時(期末レポートどっさり)じゃなかったらすぐに全巻一気読みするのに……! 課題が憎い。
 サッカーに生きる一人の青年の挫折と栄光を書いた話。……と書くと陳腐でしょうか? でも本当にそんな感じの話。どん底に突き落とされてから這い上がるカタルシスや国籍や親権などで揺れ動く精神問題やそれでもサッカーに全てを費やす魂の情熱や、物語の醍醐味が400Pにこれ以上ないってくらい濃縮されています。その上試合シーンが燃える燃える。サッカーのルールなんて何一つ分からないですが異様な熱気は伝わってきます。それでこちらが興奮できればそれで十分ですよね! いやもう全然分からない。ボランチって? ポストって? 右中心って? でも面白い罠。だからそれでよいのです。
 これ以上なく美味しい物語がたらふく食べられました。おなかいっぱい。ああ、これでレポートがなければ……。来週中には読めると思いますが。しかし、これ3巻できっちり終わってるのかしら?

【評価:★★★★】
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