(非)日常

社会人でもオタまっしぐら。

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2/5~2/11の読書感想です。


読書は進むよどこまでも~♪ ただし、その分買っているので積読は一向に減りませんorz


2/5 バカな犬ほど可愛くて(英田サキ/麻生海/ガッシュ文庫)

 咎狗で荒みまくった心をへたれわんこ攻めで癒そうと、頭からっぽにしたつもりで読んだBLなのですが……逆にイライラしました。萌えましたし、面白かったのは確かなのですが……。
 弱気なわんこ後輩攻め×経験多いゲイの先輩受け。ストーリーはベタ以外の何物でもなく、特に特異な設定・世界観があるわけでもなく、この二人に萌えるか萌えないかで評価が分かれるタイプの作品。ラノベでいう萌え系のBL版みたいなものかしら? で、へたれ攻め属性も後輩×先輩属性もある人間なので萌え的には割りと満足……なのですが、いかんせん萌えにたどり着くまでの過程でイライラが……。和己と刈谷の企みについて速攻で分かってしまうのもそうですが、いくらなんでも練習でさせてくれ、っていうのは、なぁ……。しかもそれを受け入れるのが分からない。やった後で後悔はしているのですが、普通やる前に考えるものじゃないの? わーかーらーなーいー。でも最後は萌えたのでプラマイゼロ。長い片思いとかへたれ駄目わんこ攻めとかはやっぱりいいものです。
 上で言った属性に萌えて、なおかつ心にゆとりがある人にオススメ。心にゆとりがあったら、そして特に癒しを求めていなかったら、普通に面白かったかも。あと刈谷が早々にダサ眼鏡でなくなったことには絶望した! 表紙騙しだ……。エスシリーズはどうしようかしら。

【評価:★★★】


2/6 天使の囀り(貴志祐介/角川書店)

 貴志祐介の2作目はアマゾンへの旅行に端を発する連続自殺の謎を解く脅威のホラー。ひぃぃぃ怖い怖い怖い怖い怖(ry 長い間その手の本を読んでいなかったから忘れていたけど、自分は幽霊や超常現象系のホラーよりも寄生虫や人体変形系のホラーの方がよっぽど苦手でした。読んでいると自分の体までそうなってしまいそうな感覚がどうしてもダメ。御茶漬海苔の短編集がいまだにトラウマです。私のトラウマ・苦手属性を抜きにしても、終盤の展開は怖いわ気持ち悪いわで皮膚が泡立ちます。突起とかぶつぶつとか勘弁してくださいorz その上展開がどうなるかが気になって仕方がないのでページをめくる手が止まりません。この辺は本当に凄いです。ただ、そこだけをあげて手放しで褒めるには、ちょっとそれまでの過程が長すぎたような。というか薀蓄多! 京極堂のように無いとダメなのですが、もう少し論点を絞って必要なところだけにとどめておいて欲しいです。ところで今回の話は女性視点だからなのかもしれませんが、どこか壊れたヒロインとかエロゲのヒロインみたいな女性だけじゃなくて普通の女性も書けたんですね。その代わり今回はエロゲオタの青年が出てくるのですが
 ラスト80Pの戦慄が全て。怖い怖い怖い怖いでもうダメ。でもホラーなのでそれでいいのでしょう。貴志祐介は外さないから好きです。

【評価:★★★☆】


2/7 明日、恋におちるはず(久我有加/一之瀬綾子/ディアプラス文庫)

 攻めUZEEEEEEEE!!www 私の萌えツボが詰まった話で、普通だったら萌え転がるはずなのに、そんな萌えすら吹き飛ばす攻めでした。
 へたれなメガデレストーカー攻め×ツンデレ男前受け。いやもう攻めがすごい。へたれ攻めなんていう次元じゃないです。表題作も凄いが、創吾視点の2話目がすさまじい。お前どんだけかわいい言えば気が済むんだよ!ww この作品最大の特徴である創吾のうざい愛はともすれば重すぎてマイナスになりがちですが、全編ひたすら軽いノリでそれを調和してます。登場人物全員関西弁なのとライトなイラストがそれに拍車をかけていて、かといってアホアホともちょっと違う感じで、ある意味ラノベよりラノベらしいBLでした。創吾のうざさを笑いつつ、時折挟まれる夏海のツンデレに萌え、結局全編通して甘々な二人にニヤニヤするラブコメです。わはは、たまにはこういうのもいいですね。面白かったです。しかし創吾は本当にうざいなwwww
 キャラ&萌え重視のラブコメなんで、頭からっぽにして読むのが吉。まともに読むとダメっぽいですけど。あと(話に合っているか合っていないかはともかくとして)タイトルはやっぱり素敵だと思います。

【評価:★★★☆】


2/7 ミミズクと夜の王(紅玉いづき/磯野宏夫/電撃文庫)

 電撃小説大賞<大賞>受賞作。最初のものすごいバカっぽいミミズクの口調に踏んだかと思いましたが、ごめんなさいとても面白かったです。有川浩の帯に完全同意。ライトノベルというよりは児童文学に近く、純粋なまっすぐさが優しく、心に沁みます。名前のある登場人物ほぼ全員に事情があって、悪役が一人もいないことが、このどうしようもなく優しく、それゆえ残酷な雰囲気を作っているんじゃないかと。普通だったらマイナスになるはずの抽象的で曖昧な世界観も、この話に限ってはプラスになっています。この童話のごときまっすぐさをどう捉えるかで、評価が変わるんじゃないのでしょうか。この優しさは非常に好みです。皆が救われたラストは泣けました。なんで、こんなに優しいんでしょうね。
 電撃大賞というと、大賞作は割りと無難なものが多く、金賞・銀賞に大当たりがある、という傾向にあると思っているのですが、この作品は間違いなく大当たりでした。次回作はハードカバーになりそうですが(何となくそんな気配が……)、楽しみ楽しみ。あ、カバーはとても素敵だと思います。癒される。

【評価:★★★★】


2/7 なつき☆フルスイング! ケツバット女、笑う夏希。(樹田英斗/ほんだありま/電撃文庫)

 電撃小説大賞<銀賞>受賞作。……あ、あれ? こういういかにも「青春!」って感じの青臭くて、そしていい話にまとめる路線は好みなはずなのに、なぜかそれほど楽しめなかったです。短編連作形式で、一話一話きっちりまとめているし、その2話で培った土台を生かした最後の話も、普通に考えれば面白く感じるはずなのに、盛り上がっているはずの場面でなぜかこちらの気持ちはそんなに盛り上がらない罠。……おかしいなぁ。キャラクターにそこまで魅力を感じなかったから? でもそれほどマイナス要因になる話ではないし。2話目はラストの強引さが目に付いたけど(むしろあの事実を知った後が問題だと思うのですが)他の話はそれもなかったですし。あ、でも文章のテンポが悪い上に書き込みすぎだと感じました。掘り下げてるんじゃなくて、ただの書きすぎ。もっとスマートなほうがいいと思います。
 決して悪いわけじゃないんですが、個人的にはツボにはまらなかった、ということでしょうか。続きが出そうですが、この話の続きを出してもこれ以上面白くなるとは思えないので、パスで。

【評価:★★☆】


2/8 世界平和は一家団欒の後に(橋本和也/さめだ小判/電撃文庫)

 電撃小説大賞<金賞>受賞作。あらすじを見たときから一番やばそうな匂いが漂っていましたが、その直感どおり地雷でした。キャラが多すぎるとか構成がごちゃごちゃしている、というのもありますが、その最大要因は世界観でしょう。ぶっ飛んでいるのですが、その突飛な世界観に何の説得力もないのは致命的じゃないかと。そのままじゃ到底受け入れがたいような世界観を、「だって運命だから」「だって神様が(ry」という裏づけにもなっていない裏打ちでは絶対納得できません。その上でいい話や感動的路線なシリアスをやろうとしても、土台がぐらぐらじゃどうしようもないですね。世界観の補強も足りなければ、キャラの掘り下げもまるで足りていません。そのせいでキャラの行動の一々が理解できなかったです。
 なんというか、作者が冗談でやっているとしか思えない作品でした。途中まではギャグかメタを狙ってやっているんだと本気で思っていたのですが……えーっと、まさかこれ冗談じゃなくて本気でやっているのですか?

【評価:★】


2/8 扉の外(土橋真二郎/白身魚/電撃文庫)

 電撃大賞<金賞>受賞作。あー、読んでいて「となり町戦争」を思い出しました。この徹底的に管理されていて、現実味がなく薄ら寒いほどロボット的な感覚は似ている気が。それで、「となり町戦争」が合わなかった自分はこちらも微妙でした。出だしが失敗しているのがきついです。冒頭からいきなりぶっ飛んだ世界観が暴投されて、それを心の準備なしに受け入れろ、といわれましても。そしてこちらは世界観に馴染めないのに、登場人物は特に騒ぎ立てるわけでもなく順応するので、ますます心が離れていく罠。戦略ゲームの様を呈する中盤はそこそこ面白いんですが、オチが実に微妙。飽きたから丸投げというかぶった切られたというか。あと作中の女の子がどいつもこいつも中途半端に萌えに迎合して中途半端に文学的で正直合いませんでした。
 こういうロボット的なのはやっぱり私には合わないのでしょう。今年の電撃大賞の当たりは大賞受賞作のみ、と。うーん、厳しいなぁ。ところでどうして帯の宣伝をゆゆ様が?

【評価:★★】


2/8 E.a.G.(柴村仁/也/電撃文庫)

 お稲荷様は途中で切ったのですが、一体どんな風にサスペンスを書くのかが気になって購入しました。うーん、作品の瑕疵は割りとあるのだけど、なんだか妙に面白かったです。世界観がぼかされすぎていて、そこはもう少しはっきりさせなきゃ駄目だろと思いましたし、何より構成が狙ってやったにしてもごちゃごちゃしすぎで、何がどうなっているのか分かる後半までは面白くない……はずなんですよ。でもゴドーとDとスモールの掛け合いが妙に楽しくて、話がつまらなくても気にならず読めてしまうから不思議。それでばらばらになっていた要素の大部分(未回収の伏線あり)が繋がる後半は話も普通に面白かったです。ラストも納得のいかないところがあるとはいえ、綺麗で良かった。
 何となく面白かった一冊でした。作風的にはお稲荷様の方が合っているとは思うのですが。これ1冊で綺麗に終わっているけど、姉妹編とかで続編は出せそうですね。

【評価:★★★】


2/9 世界の中心、針山さん②(成田良悟/エナミカツミ&ヤスダスズヒト/電撃文庫)

 1巻が面白かったので期待していたのですが……期待値ほどではなかったです。
 相変わらずいい感じにキレて狂って大暴れなのに合わせて、前回同様オチも捻ってあるのですが、何か物足りないです。都市伝説は前回に比べるとちと単純な気もしますし、ゾンビの話は捻ってあるだけでどうにも盛り上がらなかったです。そして一風変わったヒーロー物で、設定もストーリーもその主張も、本来なら熱くて面白いはずの最後の書き下ろしは、主人公の掘り下げがまるで出来ていないままストーリーが動き出すので、どうにも乗り切れなかったです。もっと積み重ねをしてからあの急展開に持っていくべきだと思うんですけどね。あ、ただ37564はオチが物足りないとはいえ、ちょっと変わった設定と特撮物らしいベタな熱さがかみ合って面白かったです。最強ゆえの苦悩ってのは燃えるなぁ。それと前回のキャラをほとんど奥に引っ込めて、あえて新キャラのみで話を作ったのも良かったな、と。ここ最近の成田作品は既存キャラ+新キャラと人数多すぎて捌けてなくてグダグダになることが多かったので。
 全体的には微妙ですが、面白い話があったのは確かですし、新キャラで勝負というのも良かったので、評価は普通、ということで。針山さんは一応シリーズ物だけど、実質は各巻独立している、という形をとるのかしら?

【評価:★★★】


2/9 狼と香辛料Ⅳ(支倉凍砂/文倉十/電撃文庫)

 350Pで掘り下げ・背景の書き込みを過不足なく、なおかつ起承転結も盛り上げもきっちりやっていて、もはや中堅作家らしい風情です。この安定っぷりはすごいなぁ。ただ、面白さは2,3巻に比べると一枚落ちるような。というのも、今まではホロとロレンスがピンチに陥っていたのに対し、今回は二人にはそこまで被害はなく、アドバイザー的立場だからでしょうか。ただ、毎回毎回そうピンチになってもマンネリ化するのは目に見えているので、それは仕方のないことですね。あと今までもその風潮がありましたが、やっぱりホロの強さが突き抜けているなぁ、と。今回の解決はさすがに気になりました。まだ他の部分でバランスは取れていますが、ホロの力に依存しすぎるようになったらシリーズの限界だと思っています。
 とはいえ、話は着々と進んでいて、あと2,3巻で終わりそうですし、そうはならないと思っていますが。刊行ペースも安定していますし、安心して続きを待てるというのはいいものですね。

【評価:★★★☆】


2/10 グレイヴディッガー(高野和明/講談社文庫)

 デビュー作にして傑作だった『十三階段』の次の著書は、連続殺人事件に巻き込まれた男が病院にたどり着くまでを書いたノンストップ・スリラー。……改めて文章にしても、やっぱり『十三階段』とは随分と毛色が違いますね。あちらは一つのテーマを多角的視点から描写して重厚な作品に仕上げたに対し、こちらはそういった積み重ねをすっ飛ばして、とにかく勢いで読ませる作品でした。あらすじにあるとおり、スピードが半端じゃない。停滞することを知らずに460Pを全力疾走した感じでした。そのスピード感が、スケールのでかい逃走劇をさらに面白くしています。密度も濃く、終わった後で、そういえば作中時間は一日しか経っていないんだ……、とちょっとビックリしました。あまりにも展開の進みが速すぎて推理する余裕もなく新事実が明かされ、だからミステリとしては微妙かなーとは思いますが、それでもこのスピード感は得がたいものです。ただ、それゆえに脇の積み重ね・掘り下げがほとんどなく、ラストは唐突だなぁ、と思いました。そいつそんな重要な人物だったのか……!?
 全速力で駆け抜けて、終わった後に残ったのはかすかな希望とほろ苦さでした。読んでいる最中は実に面白いのですが、後にはそれほど残らないかなぁ。でもこのスピードは見事。アドレナリンが大量分泌されました。

【評価:★★★☆】


2/10 咎狗の血 -外伝-(淵井鏑/たたなかな/ニトロプラス)

 外伝というのはなるべくゲームをやった直後に崩したいよね、ということで前日買った咎狗外伝をさくっと読了。うん、とりあえずリンスキーでリンルート信者としてはリンの過去話を読めただけでも満足。あの行動にもちゃんと過去に影響があったのかぁ。この話があのルートに繋がると思うと燃える燃える。前・後編あったシキの話も本編をわずかながら補完していて(というかあのルートは補完しなきゃいけない隙だらけ)いい出来じゃないでしょうか。しかしシキ様の責めは本当にマニアックですね! 源泉の話は相変わらずの甘々っぷりにげっぷでそう(褒めてます)nの話はエマどこー?n視点で語られている分彼の心情が理解できて、個人的には良かったです。ケイスケの話はあってもなくてもいいものだったのはちょっと悲しいですが、まあケイスケ関連はゲームでほぼ語りつくされているし、今更何かやることもないか。
 ただ、文章が小説向きじゃない気がします。多分ゲームで見たほうが面白く感じるはず。値段は高いと思いますが、ファンアイテムとしてはいい出来だと思います。でもやっぱりこの値段は高いよー装丁は格好良いけどさ。

【評価:★★★】


2/11 果南の地 上巻 暁鐘編(山下卓/米村孝一郎/小学館スーパークエスト文庫)
    果南の地 下巻 業界編(山下卓/米村孝一郎/小学館スーパークエスト文庫)

 ボーイズラブ業界では、たまに、どこそこ!? といいたくなるようなレーベルを発見します。あの業界は歴史もあって色々な会社が手を出しているだけあって、あまり見ないレーベルをBookoffで発見することは割とありますが、ライトノベルのレーベルでそんな思いをしたのは初めてです。スーパークエスト文庫って何だ。
 それはさておき、作品なんですが……うーん、個人的にはイマイチ。なんというか、大急ぎで広げた大風呂敷を、怒涛の勢いでたたんだ作品でした。あとがきで、当初は一冊にまとめる予定だった、と言っていましたが、正直あと1巻は欲しかったです。キャラの掘り下げが足らないままに話が進むので、盛り上がるはずの場面でも特に思うところがなく。この作品はもっとじっくり書き込んで色々掘り下げたほうが絶対に面白いと思うんですけど。上巻はそんな感じで微妙だったのですが、下巻はそれ以上の速さで物語が進んで、風呂敷を畳む中盤以降は盛り上がらないことはないんですけど、ちゃんと掘り下げがされていたらもっと盛り上がったでしょう。ラストも、ただ結論を先送りにしただけですし。あと設定のフォローが色々足りてないような。編集部の面々のことは無理がある気がしますし、それに黒い鳥とか結局なんだったの?
 ただ、どうやらこの話は全体のプロローグで、この後もさらに続く予定だったみたいなので、そこら辺の責任を作者に追及するのはちょっと酷か。小学館は今度ガガガ・ルルル文庫を作るけど、そちらで復刊するのかしら。

【評価:★★】
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