(非)日常

社会人でもオタまっしぐら。

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 5/28~6/3までの読書感想です。

 先週は割りと読めました。この調子でさくさく積読を崩したいところ。

 5月の読了冊数:15冊(これはひどい)
 5月のオススメ:とらドラ・スピンオフ! 幸福の桜色トルネード(竹宮ゆゆこ/ヤス/電撃文庫)


5/28 甘えたがりで意地っ張り(渡海奈穂/三池ろむこ/ディアプラス文庫)

 武骨で割り切り型な後輩×明るくてもてるけど実は……な先輩。出来は決して悪くないと思います。表題作の、初恋に戸惑って右往左往する先輩はわりと萌え。でもすみません、私はこの攻めが嫌いだ。余裕ありまくりで敬語使わないんじゃ年下攻めの旨味が全然ない! ってのはおいとくとしても、人の気持ちを考えずに正論を正論として振りかざす『正しさ』に苛々しっ放しでした。攻めが全く好きになれないので、そんな攻めに夢中な受けの心境もいまいち分からず、おかげで同時収録の方は全編通して苛々しました。結末も微妙。締まりが悪くて、納得はいかない。
 たとえ心理描写が丁寧で構成が良かったとしても、メインが好きになれないんじゃBLとしては致命的、という事が良く分かりました。ところで、キスシーンの挿絵が妙に多かった気がするけど、気のせいかしら。

【評価:★★】


5/29 コールドゲーム(荻原浩/新潮文庫)

 内容よりもまず先に一言。携帯電話が普及してる世代に『デラ・べっぴん』はねーよwww ここはどうしても突っ込みたかったです。
 話は好みのサスペンス。こういう殺人鬼ものというか、八方手塞がりな展開が好みなんです。主人公側に間違いなく非があるので、まあ仕方ないよな、と冷める部分もありましたが、それでも段々と追い詰められていく過程は抜群のスリル。適度な描写でさくさく話が進むのも良いです。ただ、オチは……。終盤の展開はすごい緊迫感あるけど、犯人に意外性がない上に、彼がそう考えるようになった心理も腑に落ちません。テーマを考えたら犯人はあれでいいのだけど、その主張自体ははっきり言って聞き飽きたようなものですし。
 他にも突っ込みどころはあるけど、オチさえしょぼくなかったら良かったのに……。しかし、こんな目にあっても彼らは全然成長しないのね。

【評価:★★★】


5/30 人類は衰退しました(田中ロミオ/山崎透/小学館ガガガ文庫)

 『家族計画』や『最果てのイマ』を手掛けたエロゲライターのラノベ進出作。はぁーまったりまったり。部室で言われていた通り、毒にも薬にもならない本でした。だから部での評判は微妙だったけど、でもこれはこれでいいんじゃないでしょうか。いやまあ世界観説明を兼ねた導入部はつまらなかったけど、妖精さんが出てきてからはまったりまったり。イラストの相乗効果で妖精さんがかわいいです。妙にずれた言葉遣いが結構ツボだったり。とにかく妖精さんがかわいい、それがこの作品のジャスティス。
 でも妖精さんってぶっちゃけどせいさん(MOTHER2)ですよね。もろかぶり。なので、どせいさんが好きな人はまったりできると思います。

【評価:★★★】


5/31 噂(荻原浩/新潮文庫)

 帯に『衝撃のラスト1行に洞目』ってあるけど(そもそもミステリにこういう帯付けちゃう神経ってどうなんだろう)……オチびみょー。事件に至るまでの過程はいかにも中年向けのサスペンスっぽくて、女子高生の描写なんて4、50のオジサンが無理して若者っぽく見せようと書いてる感ありまくりで微笑ましく、都合のいい展開はあったけど目端を利かせて緻密に描写を重ねていて良かったのに、ラストがしょんぼり。事件の真相自体は意外性あっていいのだけど、バラシ方が……。そこはもっと盛り上げて欲しかったです。そのわりに、事件の真相を犠牲にしてでもやりたかったらしいラストの大オチはすごく取って付けたような感じだし……。やるにしてもちゃんと下準備してからにして欲しかったです。
 『ハードボイルド・エッグ』といい、『コールドゲーム』といい、荻原浩のミステリは謎のバラし方がよくない気がします。もったいない。

【評価:★★☆】


6/1 空にはちみつムーン(松前侑里/二宮悦巳/ディアプラス文庫)

 男の社員は一人除いて全員ホモ、というP.A(プライベート・アクトレス懐かしい)なBLもの。えっと……こいつらいつ両思いになったんですか? というよりも何がきっかけで好きになったんですか? そこらへんがあやふやで、少女小説的な文体を活かしきれてない気が。そして設定・展開のツッコミどころがあり過ぎです。BLだから……と目をつぶる許容範囲を超えています。話の中盤で、主人公の雇用理由や横暴な社長の「実はいい人なんだよ」というフォローが入るのですが、これが物凄い。まっすぐで正義漢な人は芝居に向いてるかどうかはさておきP.Aには間違いなく向いてないよw そんな焼く立ちそうにない奴安請け合いするなよ双方に迷惑だよww でもP.Aの部分はどちらも捻ってあって面白かったです。特に最初の方はオチにびっくり。まあ都合よくいきすぎな面はありましたが。
 色々とツッコミたくなる本でした。この人のは『水色ステディ』は良かったんですけどね。

【評価:★★☆】


6/2 ふわふわの兄貴(小池雪/羽原よしかづ/集英社コバルト文庫)

 あの暴走作『青空のように君は笑う』から早2年半、てっきり切られたのかと思っていました。
 さて内容ですが……あれれ? パワー弱いよ? 前作同様掛け合いは面白いし(ただ仁子が敬語口調なせいで歯切れが少し悪い気が)アニキもマイノもいいキャラしてるのですが、期待していたのとは微妙に違ったみたいです。展開上もっと描写があってしかるべきマヤマヤのスルーっぷりはさておき、主人公の仁子のキャラが受動的で弱いのがしょんぼり。最後の方は積極的で良かったのですが、……というか少女小説とか乙女チックとか、真っ当なラブなんて意識しなくていいので、もっと突き抜けてほしかっ……た……。いやこれはこれで楽しめたのですが。
 この人の奇妙な感覚は得がたいものだと思うので、どうかまた新作を出して欲しいところ。そして読者の斜め上を暴走して笑わせてください。

【評価:★★★】


6/3 エパタイ・ユカラ ~愚者の恋~(高丘しずる/輝竜司/B's-LOG文庫)

 B's-LOG2冊目は東西分割された国で好きな人のためにテロ活動にはまっていく事になる女学校の少女の話、なのだけど、……えっと、こいつらなんでテロやってるの? 主人公が女学校にいるため仕方がないのかもしれませんが、とにかく世界観の描写が薄っぺらいです。ただ地の文で説明するだけなんだもの。テロ起きても仕方ないよね、と思わせるエピソードがまるでないのでテロ行為に重みがなく、終盤の彼の演説も説得力ゼロ。そのためテロにはまる彼の魅力が分からず(つかこいつ、ルックス以外の魅力がどこにもないのですが)その彼に惹かれて道を踏み外す黎良に共感できないという悲惨なデフレ状態です。女学校での慧蘭、花霞とのシーンなど、いいところもあったのですが……。
 世界観とメインストーリーがダイレクトに繋がる話で世界観が薄いのはしんどいです。いくら黎良の心理描写が丁寧でにやにやできるところが多くても、ねぇ。あとイラストのモノクロがひどすぎる。これ、商業で、っていうか紙媒体で出していいやり方じゃないですって。

【評価:★★】
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