(非)日常

社会人でもオタまっしぐら。

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 こ れ は ひ ど い。
 なんていうか、……ホントすみませんでした。


 1月の読了冊数:7冊(あ……ありえない……)
 1月のオススメ:小説版ドラゴンクエスト 天空の花嫁(久美沙織/いのまたむつみ/エニックス文庫)、赤朽葉家の伝説(桜庭一樹/創元推理社)


 1/7 ドラゴンクエストⅤ小説版Ⅱ 天空の花嫁(久美沙織/いのまたむつみ/エニックス文庫)

 これは すごい なじみ小説
 ドラクエⅤ小説編第2編目は奴隷~ビアンカ妊娠まで。あれ? リュカ・ビアンカ石化まではいかなかったのかー。でもラインハットまでものすごい勢いで端折られているので、これも仕方ないのかしら。ページ数制限上仕方のないことなのかもしれないですが、ラインハットでのことや天空の剣発見も重要なイベントだと個人的には思うので、個人的には削って欲しくなかったかも。それ以外にもなくなっているイベントがちらほら。原作のストーリーとも異なる点がある気がしますし。
 というか、そんなことよりも何この神なじみ小説。リュカ×ビアンカはもちろん、それを軽く超える勢いでアンディ×フローラがヤバい。ヤバすぎる。あくまでアンディ・フローラの視点で書かれているのもあって、結婚の選択についてはビアンカびいきが目立ちすぎたPS2版よりも納得行くものでした。あんなの見せられたらアンディ×フローラを応援するしかないですよ。黒羽さんの言っていたことが良くわかりました。そしてピエールを始め、仲間モンスターの描写の力の入れようも素晴らしいです。スミスとガンドフがとてもよいです。
 ストーリー的には多少不満はあれど、とても良いキャラ小説だと思います。幼馴染! 幼馴染!

 【評価:★★★☆】


 1/8 ドラゴンクエストⅤ小説版Ⅲ 天空の花嫁(久美沙織/いのまたむつみ/エニックス文庫)

 ガンドフ……スラリン……ドラきち……スミス……そしてパパス……。。
 最終巻はビアンカ誘拐~ラストまで。正直に言うと不満は結構多いです。ティミーのキャラがどうも思っていたのと食い違うとか、ラストが尻すぼみだとか、主役がもはやリュカじゃなくてピエールだとかいいたいことは数多くあるのですが、ビアンカ誘拐における仲間モンスターの散りっぷりと、ピエールのあれこれと、何よりパパスと大人リュカとの会話に感動してしまった手前そんな無粋なことを深く言うのはやめにします。前回の仲間モンスターへの力の注ぎようは全てこの前振りだったんですね……うわああああああん。あんなに魅力的に書いておいて容赦なく殺すなんて、久美沙織は鬼だ……。でもパパスと大人リュカの会話がもう涙なしでは読めないシーンだったので鬼とか言いません。あそこはゲームプレイしてたら感動しないわけにはいかない……。そしてもはや主役状態のピエールに苦笑。あんた美味しいところもって行き過ぎだって。
 様々な制約のせいか端折られている部分が多かったり、キャラの比重がなんか色々おかしかったりちょっと個人的に微妙な行動を取るキャラがいたり、ストーリー自体(端折っていることを除いても)原作とかなり違う部分があったりと、不満がないかといえばうそになりますが、そんなことを吹っ飛ばすくらい面白いシリーズでした。こういうノベライズもありかな。黒羽さん、貸してくださってありがとうございました。

 【評価:★★★★】


1/13 赤朽葉家の伝説(桜庭一樹/創元推理社)

 日本推理作家協会賞受賞作。文章は完璧といっても差し支えなかった七竈に比べると普通になってしまったなぁと思うけど、内容は評判どおり、これは凄い。読み始めはこの分量で二段組ということでちょっと尻込みしていたのですが、序盤が過ぎてから(正確に言うと泪が生まれてから)はほぼノンストップ。何はさておき作中で50年以上という怒涛の時間が流れていくのに、その時代ごとのバックホーンはきっちり書いておく抜け目のなさが素敵です。おかげで赤朽葉家の女三人が駆け抜けた物語にどっぷり浸かれました。私は毛毬編が一番好きかな。あの話が一番パワフルだった気が。すっごい破天荒で漫画チックなんだけど、妙に説得力があります。あと瞳子編のラストの結論がツボ。『ビューティフルワールド』という言葉がこんなに胸に来るとは。ミステリーとしてみると、あの謎のタネは正直短編用だと思うのですが、そこをちゃんと長編用にカスタマイズしているあたりはさすがだなぁ、と。
 とても面白かったです。これは間違いなく一種のピカレスク。桜庭一樹の新境地、と言ってもいいんじゃないかなーと思います。ただミステリーだと期待して読むとちょっと違うかも。

 【評価:★★★★】


1/22 "文学少女"と慟哭の巡礼者(野村美月/竹岡葉月/ファミ通文庫)

 "文学少女"5巻にしてようやく美羽登場。今回の題材は宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』。これは去年バッチリ読みましたよ! 文芸部の合宿の題材にもなったものなので、おかげで第3稿と第4稿の違いにも着いていけました。これはラッキー。
 何はさておき、あの話の流れで雨ニモマケズは反則だと思うんだ……。それまでは色々とごちゃごちゃしていたり私自身もやもやしていたところが多々あったのだけど、このシーンで登場人物たちと同様にそれらが全て流されてしまった感じ。ブルカニロ博士を交えた『銀河鉄道の夜』の解釈・基盤にしたストーリーはほとんど納得のいくもので、心葉と千愛ちゃんの決着はこれ以上ないものだと思ってます。そしてこれを読んで私にヤンデレ属性はないなぁと思いました。っていうかこの件、どう考えても美羽が9割悪いと思うんですけど……。なので心葉の葛藤に関してはあんまり納得行かなかったのですが、まあそこは仕方ないか。
 1巻から引っ張ってきた謎の決着として大変面白かったです。しかし、この物語で一番怖いのは流人だと思うんだ!

 【評価:★★★★】


1/24 "文学少女"と月花を孕く水妖(野村美月/竹岡葉月/ファミ通文庫)

 "文学少女"6巻は番外編。今回の題材は泉鏡花の『夜叉ヶ池』泉鏡花は読みたいなーと思いつつも尻込みしていました。
 時系列的には2作目後の夏休み。そして2巻でメイン張っていた姫倉先輩のあれこれに決着。確かに彼女については今更本編ではやれないもの。そんな姫倉先輩の抱えているものはなかなかベタでしたが、『夜叉ヶ池』を絡めたストーリーとその決着についてはとても面白く読めました。二転三転する謎の決着は実にらしくて好み。やっぱり希望に溢れてるよね、このシリーズ。姫倉先輩はこれ、流人と結婚したってことでFAなのかしら? しかし、面白くはあったのだけど、6巻も続いているせいかなんだか展開がパターン化しているような……。様式美? ここが気になってしまったため、面白いシリーズだけど、次で終わるのは正解だと思いました。引き伸ばしは悪徳。っていうか引きが、引きが……! 今回で散々遠子先輩を魅力的に描いておきながら、この引きは……! こんな引きされたら、次が気になって仕方がなくなるじゃないですか!
 相変わらず引きが極悪なシリーズ。最終巻楽しみに待ってます。

 【評価:★★★☆】


1/31 私の男(桜庭一樹/文芸春秋社)

 直木賞受賞作。まず何より、おめでとうございます。ファンとしては嬉しい限り。
 なんというか、(決して悪い意味ではなく)吐き気のする話。善悪の彼岸を理解した上で悪の方に行ってるんじゃなく、多分あの二人はそれがどういうことなのか最後まで理解すらしていなかったんじゃないでしょうか。インモラルというよりはモラルレスな世界観。さかのぼっていくにつれて、キャンバスにどんどん色を重ねたらどす黒くなってしまったみたいに、淳悟に、花に、そして二人のぐずぐずに崩れてどうしようもない関係性にぞっとします。この狙って出された異様さは素晴らしいと思います。でもごめんなさい、私この話好きじゃないです。もともと近親相姦が好きじゃないってのもありますが、それよりもこの背徳感すら感じ取れないストーリーの薄気味悪さに最後まで馴染めませんでした。だってあの二人、倫理観が全くないんだよ! これ馴染むのも理解するのも無理ですって! そこを(理解できないなりに)許容し、どう受け止めるかで作品の評価は変わると思うのですけど、最後まで許容できなかった自分にこれはどうもダメでした。作品の完成度自体は高いので、……なんか切ないなぁ。

 【評価:★★☆】


2/10 ムーミン谷の彗星(トーベ・ヤンソン/講談社文庫)

 冬合宿の題材だったので読んだ一冊。この日付だと既に冬合宿が終わっているということに突っ込んではいけません。
 私は高山みなみ&子安武人のアニメすら見てなくて、「ねえムーミン♪」の曲くらいしか知らなかったわけですが、……ムーミンって嫌な奴だね! ちょっとこんな(虎の威を借りることはしないけど)スネオみたいな奴だとは思わなかったよ! 合宿でムーミントロールとスニフどっちがマシかで話題になったけど、個人的には(器が小さかろうが)スニフかなあ。っていうか正直どっちも(ry 話はというと、簡単に言えば原爆を下敷きにした上での終末の過ごし方。合宿でも突っ込まれてたけど、この人たち世界がなくなることには究極的には興味はないよね。だって世界が滅ぶ!?→じゃあ家に帰ろうってそれは違うだろ!? いやお前世界が滅ぶんならどこにいたって変わらないよ! と思ったのですが、よく考えると登場人物には世界を救う力がないわけだから、これが正しい過ごし方なのかも。しかし、トーベ・ヤンソンの書く文章にはどうも不安をあおられます。なんか怖いことかいてないはずなのに怖い罠。あと帰れない歌は子供に聞かせる歌じゃないと思います。悲しいっていう次元じゃないよ!
 合宿での話だと、後期のムーミン作品は文学的だそうで。読んでみたいかも。

 【評価:★★★】


2/14 under 異界ノスタルジア(瀬那和章/電撃文庫)

 第14回電撃大賞<銀賞>受賞作。あー……比較論はあまり好きではないしわざわざ他のタイトルを出して色々と言いたくはないんですけど、色々と他作品と被るところが……。話そのものは地雷級ではないし設定も(正直悪趣味だなぁと思ったけど)考えられてると思うのですが、節々の設定・雰囲気・キャラの性格やその特徴に、某電撃作品や某漫画などと被ってしまってるんですが……。そこまで数読んでない&設定・雰囲気被りは気にしない性質(……だと思う)の私でも、読んでる最中気になって仕方がなかったです。そのせいで一々現実に戻されて、結局最後までのめりこめなかったです。話は決して悪くはないけど、正直この作品じゃなくても色々なところで読めそうな気がする……。別にただの中二病ストーリーですし。この手の中二病モノにしては珍しく主人公に好感持てましたが、でもこのキャラの立ち位置ってアレと同じじゃん、とまた既視感。あとキャラが全体的に好きじゃないかも。どうもああいう下品な感じは肌に合わないようです。
 いくらなんでも、同じ電撃のカテゴリーで(作風じゃなくて)設定が酷似している作品があるのは、作者にとっても致命的だと思います。先人の威光ってでかいですし。ちょっとここまで被り臭を感じられると可哀想だ……。続きはパスかな。

 【評価:★★】
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