(非)日常

社会人でもオタまっしぐら。

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 今度はBL漫画編です。一般とBLで分ける乙女心です。……というか一般と変わらないくらいBL漫画読んでるので、一緒にしたら記事の長さがえらいことになるので……。
 こちらも同じく、今年出版された作品ではなく今年読んだ作品からのセレクトです。BL漫画に関しては毎年言ってるなこれ……。ただBL漫画については、また別記事で今年のみのセレクトをするかも。

 では、見たい方は下をどうぞ。


・それなりに真剣なんです。(麻生海/花音CitaCitaコミックス)
 今年一番発見の作家・麻生海。そして今年読んだ子持ちBL(ホントにブームなんだなこのジャンル……)で一番良かった作品。長所もあれば欠点もある登場人物を、等しく穏やかな視点で描かれているのが魅力的な作家さんです。この作品については、男やもめと孤児院育ちという立場の強くない人たちが、出会って少しずつ新たな家族関係を形成していく過程を上下巻でゆっくり丁寧に描いていく、その空気感がとても素敵でした。展開は王道そのものだけれど、地に足を着けてまっすぐ真摯に描かれた王道展開ほど魅力的なものはないと思います。萌え的にも物語的にも満足のいく良作でした。千都ちゃんはBL史に残るかわいい幼女だと思います。おすすめおすすめ。

・卒業生(中村明日美子/EDGE COMIX)
 「まじめに、ゆっくり、恋をしよう」このキャッチコピーに最後まで忠実な漫画でした。多感な時期らしく、小さなことで悩んだりぶつかったりして、そのたびにひとつずつ成長していって絆を深めていく様子にひたすらにやにやしながら読みました。学生BLの永遠のテーマの一つともいえる「で、結局卒業後も二人の関係は続いていくの?」という疑問に、二人のそれまでの過程とまっすぐな想いをもって答えた卒業式の一連は名シーンだと思います。その答えに確かな裏付けは何一つないし、その後どうなるのか未確定だけれど、だからこそ互いの想いをもって一緒にいようと願った二人の姿に萌え泣きました。高校生という一つの時代の終わりを迎えつつある時期だからこその切なさ甘酸っぱさをたっぷり含んだ、素敵な青春漫画でした。二人とも、卒業おめでとうございます。

・君へつづく物語(日の出ハイム/GUSH COMICS)
 ほのぼの邪鬼眼×セカイ系BL。良くも悪くもオタクに染まっていなかった商業BL業界でガチのセカイ系が見れたことに感、一オタクとして感動しました。雰囲気重視であることを突き詰めるとセカイ系になるのか!と大変新鮮な気持ち。結局最後まで詳細なことはほとんどわからないのだけれど、そんな曖昧模糊とした世界の中で二人の思いだけは確か、というこの物語は間違いなく純粋な愛の話でした。「ふっかつのじゅもん」は感動的。間違いなく、ゼロ年代BL(この単語自体私の造語に近いけど)に数えられる一作だと思います。MOTHER・ドラクエをプレイしていてエヴァ他セカイ系が感覚的にわかる人なら楽しめるかもしれないよ!という読者が限定されそうな作品ですが、当てはまりそうな方は是非。

・おやじな!(柊のぞむ/EDGE COMIX)
 今年はBL漫画の幅を広げるというか、今までにはなかった設定・傾向のBL漫画が出てきた印象があるのですが(上の「君へ続く物語」や「ももいろ倶楽部へようこそ」など)その最たるものだと思っているのがこの作品。いやほんと、女子高生が全員おっさん化してそのうえでラブコメさせるって何考えたら思いつくんだwwGLともNLともBLともつかない、ジャンル分け不可能のトンデモ世界観(しかもこの設定に至った理由もなかなかアホ)を怒涛の勢いで突き進む迷いのなさはもちろん、ラブコメとして破綻しない程度に要所要所でフォローをしてくれる抜かりなさに惚れそうです。1巻のメインでもある千夏・巴もよいですが個人的にはひたすら愛がから回る三十路と愛を無視し続ける水玉のコンビがツボ。TSの極北としておススメですがしかしこんな作品がよく商業漫画として出たものだw

・コンプレックス(まんだ林檎/BBC)
 12歳の少年の頃から寿命をまっとうするまでの一組のカップルの話を描いた、BL漫画的「人生」。正直なところ、3巻までは面白くはあるのだけれど話を進めるためにドラマチックすぎるのは「人生」を描いた漫画としてどうなんだと思っていましたが(だって達也の半生激動すぎるよ)荒波を乗り越えて落ち着いた父親カップルと、その子供世代を描いた4巻は大変素晴らしかったです。子供二人の結論は切ないけれど、これはこれで素敵な結末だと思います。そして50・FOREVER・アルバムを通して、達也・淳一の人生に読者として寄り添っていたことに気づいて涙。ラストシーンを見て、読んで本当によかったと思いました。変態ショタネタだった冒頭からこのラストを迎えるとは考えてもみなかったです。ゲイカップルについての作者の考え方の変遷・作者の成長も合わせて、名作でした。

・三村家の息子(明治カナ子/ミリオンコミックス HertZ Series)
 田舎という古い倫理に縛られた世界観での幼馴染の恋愛をじっくり描いた、明治カナ子の既刊では一番の良作だと思います。SMなし・痛いプレイなし(まあ掲載誌がSM雑誌じゃないしね)で明治カナ子の中では肉体的な痛さはそこまでないですが、精神的な痛さではトップクラス。とにかく『出来の悪い子』での弓の追い詰めっぷりが半端なさ過ぎて容赦ない……!「おれ、友達いないんだ」にはBLとほぼ関係ないシーンなはずなのに胸が締め付けられるように痛かったです。兄についてなど未消化な部分はありますが、すれ違いの切なさを遥か飛び越えた痛々しさの果てに、二人が結ばれた事はすごくうれしかったです。まさか泣き顔一つで心をわしづかみにされるとは思わなかったです。よい作品でした。

・坂の上の魔法使い(明治カナ子/ミリオンコミックス HertZ Series)
 ファンタジーとしてもBLとしても最高に面白くてやばかった作品。使役ほか魔法についてやセロハン王国の歴史など、はっきりと説明されないけれど非常に練られているのが話の節々で伝わって設定厨としてはいちいちたまらないです。BL的にはリー先生たまらないね! ラベルもかわいいけれどリー先生たまらないね! 時折はさまれるリー先生と王の過去のエピソードにいちいち萌えを駆り立てられました。筋道立てて説明されているわけじゃなく断片的に語られるからこそ掻き立てられる萌えは余白の美だと思います。まだ1巻だけどこのまま最後までいけば明治カナ子の最高傑作になると信じてます。だから早く続き!続きを!

・一生続けられない仕事(山田ユギ/BAMBOO COMICS)
 過去作品に比べるとここ最近の作品はそうでもないかなあ、とか思っていた失礼なファンですが、この作品はまさしく山田ユギ復活という印象で最高に面白かったです。お仕事BLで一番重要なバランスとスタンスが大変良かった。お仕事ものとしては真摯できっちり調べて描かれているところに好感。2編目の浮気話は(ネタバレ)結婚でカムフラージュしてたけど実はゲイというBLで考えたらすごい妥当なオチだけど描き方の妙で展開が読めなくて面白かったです。ラストは何とも切ない。BLものとしてはまだはじまったばかりですが、だんだんと丁寧にカップルが形成されていく様子ににやにやしました。真面目な新人受もビッチ系美人受もどっちもよいね! 続きが大変楽しみです。


 以上8点。去年より2点多くなりました。今年出た作品ではなく今年読んだ作品なのは毎年のことです。


【次点】
・胡桃の中(川唯東子/BBC ZERO)
 BL版ギャラリーフェイク……どんどんBL要素なくなっていくけど。感動話もあれば敵画商との駆け引きもあり、幅が広くて面白いです。続きが楽しみなシリーズ。

・枯れない花(京山あつき/ミリオンコミックス HertZ Series)
 青春のとりとめのなさや微妙な年頃の繊細な感情を見事に描いた、綺麗な良作でした。完結おめでとうございます。

・幸せになってみませんか?(腰乃/マーブルコミックス)
 『嘘みたいな話ですが』もよかったですが、読みやすさでこちらに軍配、かな。あんだけえろえろなことやりまくってるのに恋愛については純なカップルにきゅんきゅんしました。A5版サイズで出してほしい作家さんです。

・GARDEN(寿たらこ/ゼロコミックスデラックス)
 ガチガチに設定を煮詰めたSFほも。色々と未消化な部分はあれど、こういう作品を世に送り出したのは素直にすごいと思います。

・愛の言霊(紺野けい子/Dariaコミックス)
 表題作もよいですが、同時収録の「世界の果てまで」が秀逸。気張らない今どきの若い男の子や、BLステロタイプでない女の子の描き方が魅力的でした。

・NobodyKnows(SHOOWA/花音コミックス)
 空虚な雰囲気を持った表題作の余韻を続く作品でどんどんつぶして塗り替えていく構成は嫌いじゃないよw シリアスな表題作もパワフルラブコメな作品もよかったです。

・ももいろ倶楽部へようこそ(二宮悦巳/Dear+コミックス)
 BLゲーの実体化てww 逆ハーではなく男性向けのハーレム漫画なノリなのが楽しいです。どのキャラも魅力的なハーレムでリバれる主人公とかおいしいです。瑠璃とリアル藤岡が好み。誰のエンドになるか大変楽しみです。

・プライベート・ジムナスティックス(藤たまき/Dear+コミックス)
 思春期の少年の思い悩む様は刺々しくて大変痛々しかったけれど、それでも最後まで読んでよかった、と思える作品。年月が経ち、過ぎた日のことを愛しく思うようになれるラストがよかったです。

・純情(富士山ひょうた/Dariaコミックス)
 一つ一つの要素にまっすぐ向き合った、真摯な作品でした。ベタだけれども、突き詰められるところまで突き詰めた姿勢がよかったです。

・同棲愛(水城せとな/SBBC)
 そりゃこのラストなら賛否両論あるだろうなw まさしく初期の水城せとなといった様子で、未熟さもそれを補って余りある熱量も含めて面白かったです。マホリンはこれが一番ハッピーエンドだと信じてる。

・ほんと野獣(山本小鉄子/GUSH COMICS)
 去年入れてなかったので今年に。シリーズものらしいいちゃいちゃループでも、キャラがかわいいとひたすらにやにやしながら楽しく読めます。輝かわいいよ輝。

・よろめき番長(依田沙江美)
 『三村家の息子』の弓とは別ベクトルで、驚異の非コミュ受。あるあるすぎてやばかったです。その残念さがかわいく思えるわかぺーは素敵なキャラだと思います。


 次点は12作品。去年よりも多い形に。去年は大洋図書プッシュでしたが今年はだいぶレーベルがばらけました。様々な出版社で良作が読めるのは大変いいことです。シリーズものの1巻目の当たりが多く、また例年より斬新なネタをあつかった作品が多かった気がします。BLの幅が広がるのはいいことだと思います。
 あと簡潔に各キャラベスト。
 ベストカップルは『卒業生』の草壁光×佐条利人。ベスト攻めは……悩むけど『ラッキーナンバー13』の妻夫木。ベスト受は山本小鉄子連発になるけれど『ほんと野獣』の輝。ベスト女の子は『それなりに真剣なんです。』の千都ちゃん。女性キャラとなると『一生続けられない仕事』の杉野さん。ベストキャラは……迷ったけれど『坂の上の魔法使い』のリー先生で。受だと信じてるよ……!
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